ビットコインエコシステムの社会実装を進めるANAPホールディングスの子会社であるANAPライトニングキャピタルとBlockstreamが連携し、ビットコインを利用したRWAに関する実証実験を行うことが決定しました。

この実証実験ではBlockstreamが開発するトークン発行に最適なビットコインL2技術「Liquid Network」上でRWAトークンを発行し、将来的な具体的なサービスローンチを前提に、技術、ビジネス、規制面などの視点から調査と検証を行います。

なお、こちらの取り組みはBlockstreamとANAPが共同で推進する「Project Orange Legend」の一環であり、今後RWAのみならずカストディ、ユーザー教育など総合的な分野でビットコインの社会実装を共同で進めていきます。

ビットコイン上のトークン発行のトレンド

ビットコインを利用したステーブルコインやRWAトークン発行の事例は世界的に企業や投資家などからの関心を集め始めています。その中でもBlockstreamが開発するビットコインL2「Liquid Network」上では現時点で4500億円以上の価値がすでにトークン化されており、北米や中南米の金融機関などでの採用が増えています。

暗号資産として最も大きなユーザー基盤を持つビットコイン上でRWAなどのトークンを発行することで、日本のみならず世界中のビットコイン保有者へのアクセスが可能になるという大きなメリットが存在し、今後ビットコインを利用したRWAの事例や市場規模は大きく発展していくことが期待されています。なお、ビットコインを利用したRWA関連の取り組みは日本のビットコイン関連上場企業としては初の試みであり、世界的にも先進的な事例といえます。

Liquid Network上のRWA実証実験について

今回のANAPの実証実験では日本国内の法制度やマーケットの特徴を意識しながら、以下のような点について調査、検証を行う予定です。

  1. Liquidを使ったトークン発行と管理体制、周辺ツールの実用性の検証
  2. 日本の法規制に準拠したトークンモデルの設計
  3. RWAトークンとライトニング間の決済やスワップなどの技術検討
  4. Liquid上のスマートコントラクト言語「Simplicity」の研究と調査

Project Orange Legendについて

「Project Orange Legend」はBlockstreamとANAPの連携のコードネームです。世界的なビットコイン企業として知られ、世界トップレベルの技術力を誇るBlockstreamと、日本の上場企業としてビットコインエコシステム企業を目指すANAPの国内でのプレゼンスや商品をかけ合わせることで、日本におけるビットコインの社会実装の加速を目指します。